どうも、もももです。
MX Component4の接続先にGX Simulator2を設定する方法を紹介します。
GX Simulator2に接続することでPLCの実機が無くてもMX Component4を使用したアプリケーションの動作確認を行うことができます。
GX Simulator2の起動
今回は新規プロジェクトを作成する手順を紹介しますが、既存プロジェクトからシミュレータを起動しても問題ありません。
プロジェクト作成
GX Works2を起動して新規プロジェクトの作成を行います。
- シリーズ:QCPU(Qモード)
- 機種:Q06UDEH
GX Simulator2の起動
「デバッグ」→「シミュレーション開始/停止」をクリックします。
GX Simulator2が起動してプロジェクトの内容が書き込まれます。
「PC書込」画面を閉じてGX Simulator2のRUNが点灯すると準備完了です。
MX Component4の接続先設定
通信設定変更
下記の通信設定に対して変更を行います。
「通信設定ユーティリティ」を管理者として実行します。
「一覧表示」タブをクリックし、一覧中の論理局番:1のテストをダブルクリックします。
論理局番:1の「通信設定ウィザード」画面が表示されるので設定を変更します。
「パソコン側I/F」を「Ethernetボード」から「GX Simulator2」に変更します。
「パソコン側I/F」 を変更すると「通信設定」の内容も変わるので
- 対象シミュレータ:指定なし(今回は1つしか起動していないため)
- CPUシリーズ:QCPU(Qモード)
として設定を完了します。
通信テスト
上図は設定変更後の「通信設定」と「一覧表示」の内容になります。
接続方法(パソコン側I/F)が「Ethernetボード」から「GX Simulator2」に変更されています。
最後にGX Simulator2が起動した状態で通信テストを行います。
「通信テスト」タブをクリックし、論理局番:1を指定して「テスト」ボタンを押下します。
設定や環境に問題が無ければ通信テストが完了します。
まとめ
MX Component4の接続先にGX Simulator2を設定する方法についてまとめました。
今回の手順を行うと、下記アプリケーションの動作確認をPLCの実機無しで行うことが出来ます。
パソコン1台を準備するだけで良いので、とても簡単です。
コメント
いつも拝読させております。
GxシミュレータをPC1で起動し
MXコンポーネントをPC2で起動し接続することは可能ですか?
コメントありがとうございます。
シミュレータと合わせてIPアドレスの設定などが出来れば可能かとは思いますが、
MXComponentの通信設定ユーティリティ上でシミュレータ選択時にIPアドレスの指定ができないため難しいと思います。
回答ありがとうございます。
私もIP設定が見つけられず、断念しました。
ありがとうございました。