【MX Component4】Ethernet接続 通信設定

FA

どうも、もももです!

MX Component4を用いてパソコンとPLCをEthernet接続する際の通信設定をまとめます。

前提条件

パソコンとPLCをEthernetケーブルで接続し、通信確認を行います。

PLC側のEthernetポートはCPU内蔵のEthernetポートを使用します。

MX Component4のインストール

三菱電機 MX Componentページからインストーラをダウンロード(製品版/体験版)し、インストールを行います。(特に難しい内容ではないためインストール手順は割愛します。)

製品版の場合は別途ライセンスを購入する必要があります。

MX Component4の通信設定

通信設定ユーティリティの起動

スタートメニューより「MELSOFT」→「通信設定ユーティリティ」を管理者として実行します。(通信設定ユーティリティを右クリック→その他→管理者として実行)

「管理者として実行」をしないと後述の通信設定が行えません。

論理局番の設定

「通信設定ユーティリティ」を起動した後、「ウィザード」ボタンを押下して通信設定を作成していきます。

通信設定ユーティリティ 起動直後

論理局番は任意の数字を設定してください。

パソコン側I/Fの設定

パソコン側I/Fの設定を行います。今回はEhernet接続をしたいので「Ethernetボード」を指定します。

接続先ユニットタイプには「CPUユニット」、プロトコルは「TCP」を指定します。

パソコン側I/FはEthernetの他にUSBやシリアル通信など様々な種類が選択可能です。

パソコン側I/F 選択種類

接続先ユニットタイプも選択肢が沢山あります。

接続先ユニットタイプ 選択種類

シーケンサ側I/Fの設定

次にシーケンサ(PLC)側I/Fの設定を行います。シーケンサ側I/Fに「CPUユニット」を指定し、ホスト名(IPアドレス)には内蔵EthernetポートのIPアドレスを入力します。(今回の接続先は「192.168.3.10」)

ネットワーク経路の設定

ネットワーク経路の設定です。今回は複数PLCの経由を行わないため、局番タイプに「自局」を、CPUタイプにEthernetケーブルを接続するPLCを指定します。(今回は「Q06UDEH」に接続)

通信設定名称の設定

通信設定の名称を入力して設定完了です。今回は設定名称を「テスト」とします。

設定完了後、設定内容が画面に表示されます。

通信テスト

最後に作成した設定内容で通信テストを行います。

「通信テスト」タブをクリックし、論理局番に今回作成した設定が表示されていることを確認した後、「テスト」ボタンを押下します。通信が正常に行われると完了ダイアログが表示され、通信に失敗するとエラーダイアログが表示されます。

まとめ

MX Component4を用いてパソコンとPLCをEthernet接続する際の通信設定手順をまとめました。

今回作成した通信設定を利用することでVisual Studioで開発するアプリケーションでPLCと通信するアプリケーションが簡単に作成出来たり、MX Sheet2と併用することでExcelでのロギングが簡単に行えるようになったりします。

下記では接続先をGX Simulator2とすることで、PLCの実機無しで通信確認を行う方法を紹介しています。

下記で今回作成した通信設定の利用方法を紹介しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました