どうも、もももです。
GX Works2を用いた内蔵EthernetポートのMCプロトコル通信設定方法をまとめます。
前提条件
- PLC:Qシリーズ
- 通信ポート:内蔵Ethernetポート
設定手順
「パラメータ」フォルダ内の「PCパラメータ」をダブルクリックすると「Qパラメータ設定」画面が表示されます。
「内蔵Ethernetポート設定」タブをクリックしてください。
オープン設定
「オープン設定」ボタンを押下で「内蔵Ethernetポート オープン設定」画面が表示されます。
3行目にTCP, 4行目にUDPを設定します。
プロトコル | オープン方式 | 自局ポート番号 |
---|---|---|
TCP | MCプロトコル | 1100 |
UDP | MCプロトコル | 1200 |
ポート番号は「1025~4999」、「5010~65534」の範囲で任意の設定が可能です。
余談ですが、1行目のUDP-MELSOFT接続を変更してしまうと、PLCとGOTの通信が出来なくなるので注意が必要です。
内蔵Ethernetポート設定
MCプロトコルで外部からPLCのデバイス値を変更する場合は「RUN中書込を許可する」にチェックが必要になります。
また、交信データの方式に合わせて交信データコード設定を設定してください。
以下はVB.NET&バイナリコードMCプロトコルで三菱PLCに対して通信する方法を紹介しています。
設定書込
「オープン設定」と「内蔵Ethernetポート設定」を行った後にPLCにパラメータを書込みます。
書込み後は設定反映のため、PLCの電源をリセットしてください。
まとめ
GX Works2を用いた内蔵EthernetポートのMCプロトコル通信設定方法についてまとめました。
オープン設定を編集する際に既存の設定を変更してしまうと、他の機器と通信できなくなることがあるので注意が必要です。
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