2点間移動時間の自動計測アプリケーション作成

どうも、もももです。

始点と終点の2点間をある物体が移動する時間を
自動計測するアプリケーションを作成したので紹介をします。

アプリケーション導入前は以下のような計測・集計環境でした。

  • 計測者による目視でストップウォッチによる時間の計測(約30分程)
  • 計測結果は紙に記入
  • 管理者により記入用紙をまとめてExcelファイルに入力

計測を行う人によって計測スタート/ストップのタイミングがバラバラだったり、
同一人物による計測であっても体調によっては計測結果がマチマチだったりと
定量的な計測が行えていませんでした。

また、計測中の約30分間は計測者がその装置の前に拘束されるため
無駄な時間が発生していました。

計測結果の扱いについても
計測者が紙に記入⇒その紙の内容を元に管理者がExcelに入力
ということでデータの改ざんが容易に行える環境でした。

本稿で紹介する自動計測アプリケーションを導入したことで

  • センサによる定量的な自動計測
  • 計測データはExcelファイルへ自動保存することによってデータの改ざん防止

を実現しました。

構成

構成
フローチャート

PCと制御BOX内のMOXA ioLogik E1200シリーズはEthernetケーブルで接続しており、PCとE1200シリーズのIPアドレスは同一セグメントとなるように設定します。

制御BOXの電源はAC100Vコンセントから取り、BOX内でAC100V⇒DC24Vに変換しE1200シリーズとセンサの電源とします。
また、センサの入力はE1200シリーズに接続します。

PCでは自動計測アプリケーションが起動しており、計測開始するとE1200シリーズの入力状態を監視し、始点センサONで日時を取得、終点センサONで日時を取得し、終点日時-始点日時で時間を算出します。
また、終点センサONで時間を算出した後は、計測した時間をExcelファイルに保存します。

アプリケーション詳細

センサ入力取込み

下記を元にセンサの入力をVB.NETで取り込みます。

Excelに保存

下記を元にVB.NETでExcelファイルを編集します。

まとめ

始点と終点の2点間をある物体が移動する時間を自動計測するアプリケーションについて紹介しました。

比較的簡単な構成で省人化することが出来ました。

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