どうも、もももです。
GX Works2でナビゲーションウィンドウに行間ステートメントを表示する方法について紹介します。
プログラムの可読性が上がるので、おすすめの機能です。
設定手順
通常の行間ステートメントを入力・編集する際に「[Title]」を先頭に記述することでナビゲーションウィンドウに行間ステートメントが表示されるようになります。
ステートメント編集を有効にして追加
ツールバー上の「ステートメント編集」ボタンをクリックし有効にします。
「ステートメント編集」が有効の状態で行間ステートメントを入力したい行のセルをEnterキー押下/ダブルクリックします。
「行間ステートメント入力」画面が表示されるので「ナビゲーションウィンドウに表示する」にチェックを入れます。
チェックを入れると自動で「Title」と入力されます。また、チェックを入れずに直接「[Title]」と入力しても問題ありません。
最後に任意のコメントを入力して「OK」ボタンを押下します。(今回は「行間ステートメント入力テスト」と入力)
「[Title]行間ステートメント入力テスト」という行間ステートメントが挿入されました。
変換を行うと「[Title]タグ」が付いている行間ステートメントがナビゲーションウィンドウに反映されます。
回路入力で追加
続けて回路入力で挿入するパターンも見ていきます。
「ステートメント編集」が無効の状態で行間ステートメントを入力したい行のセルをEnterキー押下/ダブルクリックします。
「回路入力」画面が表示されるので「;[Title]」と先頭に入れ、コメントを入力し「OK」ボタンを押下します。(今回は「回路入力テスト」と入力)
「;(セミコロン)」は行間ステートメント、「[Title]」がナビゲーションウィンドウに表示するためのタグになります。
「[Title]回路入力テスト」という行間ステートメントが挿入されました。
ナビゲーションウィンドウの確認
2行の行間ステートメントを入力したので変換をかけます。
右側に表示されているナビゲーションウィンドウが変換前のもの、左側に表示されているものが変換後のものになります。
変換前は「MAIN」下に何も存在しませんが、変換後には横に「+」ボタンが表示され展開すると、先ほど入力した「行間ステートメント入力テスト」と「回路入力テスト」が表示されます。
行間ステートメントをクリック
ナビゲーションウィンドウに表示された行間ステートメントをクリックするとクリックした行間ステートメントから次の行間ステートメントまでのラダーを表示することができます。
上図は「行間ステートメント入力テスト」をダブルクリックした結果です。
「M0」~「M3」までのラダー回路が表示されます。
上図は「回路入力テスト」をダブルクリックした結果です。
「M4」~「M11」(ENDの前)まで表示されています。
注意事項として、行間ステートメントをクリックした場合は該当のラダー回路しか表示できません。(スクロールしても前後の回路は表示されません。)
この場合は「プログラム本体」をダブルクリックすることでプログラム全体の表示に切り替わります。
まとめ
GX Works2でナビゲーションウィンドウに行間ステートメントを表示する方法についてまとめました。
各プログラムの処理毎に適切な行間ステートメントを入れることで、ナビゲーションウィンドウを確認しただけでプログラム全体の動きが分かるようになるのでとても便利です。
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