どうも、もももです!
KV STUDIOで命令語を設定する場合にサフィックスを指定して扱うデータを宣言する必要があります。
今回はそのサフィックスについてまとめます。
前提条件
本稿は以下環境を元に作成します。
- KV STUDIO:Ver11
- 使用機種:KV-8000
サフィックス一覧
□(.U) | 16ビット符号無しBINデータ | 1ワード |
□.S | 16ビット符号付きBINデータ | 1ワード |
□.D | 32ビット符号無しBINデータ | 2ワード |
□.L | 32ビット符号付きBINデータ | 2ワード |
□.F | 単精度浮動小数点型実数データ | 2ワード |
□.DF | 倍精度浮動小数点型実数データ | 4ワード |
□は命令語を表しています。(MOV.UやMOV.Sのイメージ)
□(.U)
扱うデータを16ビット符号無しBINデータとします。(1ワード分)
扱える値の範囲は「0~65535」
通常命令を入力する際にデフォルト設定あれており、ラダー上の表示も省略されます。
□.S
扱うデータを16ビット符号付きBINデータとします。(1ワード分)
扱える値の範囲は「-32768~+32767」
ラダー上では「□.S」と表示されます。
□.D
扱うデータを32ビット符号無しBINデータとします。(2ワード分)
扱える値の範囲は「0~4294967295」
ラダー上では「□.D」と表示されます。
□.L
扱うデータを32ビット符号付きBINデータとします。(2ワード分)
扱える値の範囲は「-2147483648~+2147483647」
ラダー上では「□.L」と表示されます。
□.F
扱うデータを単精度浮動小数点型実数データとします。(2ワード分)
扱える値の範囲は
「-3.4E+38≦ N ≦-1.2E-38
N = 0
+1.2E-38≦ N ≦ +3.4E+38(有効桁数:約7桁)」
ラダー上では「□.F」と表示されます。
□.DF
扱うデータを倍精度浮動小数点型実数データとします。(4ワード分)
扱える値の範囲は
「-1.79E+308≦ N≦-2.23E-308
N = 0
+2.23E-308≦ N ≦+1.79E+308(有効桁数:約16桁)」
ラダー上では「□.DF」と表示されます。
まとめ
KV STUDIOで命令語を設定する際に指定するサフィックスについてまとめました。
サフィックス毎に扱えるデータの値が異なるので計算を行う場合等は注意して指定する必要がありあす。
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