どうも、もももです。
コントロールリレーのクロックパルス機能(CR2004~2006)を用いてストップウォッチを作成しました。
サイクルタイムの計測などに役立ちそうなので紹介します。
また、コントロールリレーについては下記にまとめています。
前提条件
本稿は以下環境を元に作成します。
- KV STUDIO:Ver11
- VT STUDIO:Ver8
- 使用機種(PLC):KV-8000
- 使用機種(タッチパネル):VT5シリーズ
※KV STUDIO及びVT STUDIOのシミュレーション機能を用いて動作確認
プログラム解説
使用デバイス一覧
今回は下記のデバイスを使用します。
タッチパネル画面
タッチパネル画面は下図のような構成です。
- 計測時間:現在の計測時間を表示(計測最小単位:0.1秒)
- 「計測開始/終了」ボタン:時間計測のスタート・ストップを切換え
- 「計測時間クリア」ボタン:計測時間のクリア
ラダー
1行目は計測時間のクリアを行っています。
時間計測中がOFFかつタッチパネルのボタンが押下されると計測時間をクリアします。
2, 3行目は時間の計測を行っています。
時間計測中がOFF中にタッチパネルのボタンが押下されると時間計測中がON(=計測スタート)になり、時間計測中がON中にタッチパネルのボタンが押下されると時間計測中がOFF(=計測ストップ)になります。
時間計測中がON中は100ms(=0.1秒)毎にDM0のINC命令が実行されることで、0.1秒単位の時間計測を行っています。
まとめ
コントロールリレーのクロックパルス機能(CR2004~2006)を用いてストップウォッチ機能を作成しました。
使用用途に合わせて使用するコントロールリレーを変えたり、分まで計測する場合は60秒経過で分を加算したりなどの処理を記述する必要がありますが、考え方のベースとして流用できるのではないでしょうか。
下記で本稿で作成した機能をファンクションブロック化しています。
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